『食の自給』 週末・年間 講座 

通学コース

夕焼けに稲刈り
start2023年4月・2024年3月生募集end

通学コース

自給自足の基礎·食の確保
「自然農法」を学ぶ

自給自足を楽しむ人々自給自足を楽しむ人々
水彩画の背景
  • 「食の自給」とは

    どんな人でも自給自足の生活を目指す人は、まず始めにすることが、自分たちが毎日食べる食物をつくる「食の自給」です。この「食の自給」ができたとき、ほとんどの人々が感じることが「これで、何があっても生きて行ける」という安心感です。人間は生まれた時から食べて生きてきており、生きることは食べることでもあります。その食べ物を自分自身で自給できるということは、人に深い安心感を与えます。
  • 「食の自給」講座の学び

    自給自足カレッジの学びの中心は「自然の森に学ぶ農業」です。自然の森では誰も肥料をやらないのに何百年も時には何千年も樹々が生い茂り、豊かな生態系を形成しています。病害虫の問題もほとんど起きることはありません。それはどうしてなのか。そのような生態系に学ぶ農業はどのようにしたら可能なのか。それが私たちの学びの原点です。

日程

  • 第一期生:2023年4月開始
    土曜コース(第1・3土曜日/9時~17時ごろ)
    日曜コース(第1・3日曜日/9時~17時ごろ)
  • 第二期生:2024年3月開始
    土曜コース(第1・3土曜日/9時~17時ごろ)
    日曜コース(第1・3日曜日/9時~17時ごろ)
※ 季節や天気により、変更する場合がございます。
ご了承ください。
※ どちらか1つをお選びいただきますが、各コースの振替受講は自由です。

カリキュラム概要

年間を通して、自然農法の理論講義に
ついての座学、稲や野菜の栽培の実習を
実施いたします。

笑顔笑顔

「食の自給」講座で
学べること

《実習》《座学》を実施します。

※季節や天気により、変更する場合がございますのでご了承ください。

座学

「自然の森に学ぶ自然農法」の基本理論と技術

講師・監修  村上真平

講師・監修  村上真平

食べ物をつくる農業が本当の意味での持続可能性を保つためには、地球上で最も持続可能な生態系である自然の森が、「どのようにして健全な土を作り」「どのようにして病虫害がでない生態系を保ち」「どのようにして土を守り」「どのようにして、表土流出、旱害を防いでいる」のか、ということについて学ぶ必要があります。なぜなら、農業において大きな問題になっている「土壌劣化」「病虫害」「雑草」「表土流出」「旱害」は自然の森には存在しないからです。 この座学では、野菜やお米を農薬・化学肥料を使わない自然農法で作るために必要な基本的な知識と背景、そして、具体的技術について学びます。
「自然の森に学ぶ自然農法」の基本理論と技術「自然の森に学ぶ自然農法」の基本理論と技術

最も安定し永続的生態系である自然の森に学ぶ自然農業

1 _ 自然の森と農業の共通性と相違について

2 _ 農業にとっての最も大切な土について

3 _ 現代の慣行農法である化学農業が直面している課題について

4 _ 自然の森の持続性に倣う農業が取り戻す三つの原則について

5 _ 農地の土を肥沃にし、保全する方法について

6 _ 連作障害が出ない健全な作付け体系について

7 _ 病虫害の意味を理解し、防除することについて

8 _ 種を自家採取することの意義と仕方について

実習

野菜・穀物づくり

野菜、穀物栽培技術指導講師 小島冬樹

野菜、穀物栽培技術指導講師 小島冬樹

野菜、穀物、お米を作る農作業は自分の体を使って、土を耕し、種を蒔いて、作物を育てることです。そして、実践は理論とは違い、自分の体を使って何度でも体が覚えるまですることが必要です。また、育てる作物は、季節によって違い、その管理の仕方も成長に応じて、作物に応じて変わってゆきます。それらをさまざまな作物の育て方を作業の仕方を一年間経験していただくことにより、自分の体で、作物の旬の感覚と、農作業のコツを養っていただきます。使う畑はVISON農園に、約14平方メートルの個人の畑と共同作業の畑があり、そこで、講師の指導のもとに農作業の基本的な仕方を学んでいただきます。
野菜・穀物づくり野菜・穀物づくり

育て方を学べる野菜・穀物

野菜・穀物の作付けは四十種程になります。種まきの時期と主な野菜・穀物

(詳しい作付けカレンダーは座学でつくります。)

    4月 _ 夏野菜の苗づくり(主にナス科:トマト、ナス、ピーマン、甘長など)

         直播する春野菜(小松菜、水菜、チンゲンサイ、ホウレンソウなど)

    5月 _ 夏野菜の苗づくり(キュウリ、カボチャ、インゲン、トウモロコシ、など)

         穀物の直播 (たかきび、エゴマ、大豆など)

  7-8月 _ 秋冬野菜の苗づくり(キャベツ、ブロッコリー、白菜など)

 9-10月 _ 秋冬野菜の直播(ダイコン、カブ、ニンジン、葉物類)

10-11月 _ 年越し野菜、穀物の播種、苗づくり、定植 (玉ねぎ、ニンニク、小麦など)

野菜・穀物の作付けは四十種程になります。種まきの時期と主な野菜・穀物
(詳しい作付けカレンダーは座学でつくります。)
4月 ─────────────────────
夏野菜の苗づくり(主にナス科:トマト、ナス、ピーマン、甘長など)
直播する春野菜(小松菜、水菜、チンゲンサイ、ホウレンソウなど)
5月 ─────────────────────
夏野菜の苗づくり(キュウリ、カボチャ、インゲン、トウモロコシ、など)
穀物の直播 (たかきび、エゴマ、大豆など)
7-8月 ───────────────────
秋冬野菜の苗づくり(キャベツ、ブロッコリー、白菜など)
9-10月 ──────────────────
秋冬野菜の直播(ダイコン、カブ、ニンジン、葉物類)
10-11月 ─────────────────
年越し野菜、穀物の播種、苗づくり、定植 (玉ねぎ、ニンニク、小麦など)

実習において学ぶ農作業

1 _ 畑を作る

2 _ 直播をする

3 _ 苗を作る

4 _ 作物の管理

5 _ 肥料づくり

6 _ 農作業に使う道具の使い方と管理

7 _ 種を採る(座学でその重要性と基本を学ぶ)

実習

お米作り

稲作栽培技術指導講師  野呂由彦

稲作栽培技術指導講師  野呂由彦

この稲栽培の方法は、農薬、化学肥料を使わずに、ほとんどを鍬、鎌、手押し除草機など手作業でするという伝統的な稲づくりです。苗づくりの資材やビニールハウス、大きな農作業機械もいりません。やる気のある人には誰にでもできる米づくりです。田圃の中に苗を作る場所(苗床)をつくり、種を蒔き、自然の温度で発芽成長して苗になったものを、手で田植えをし、ある時期に木製の除草機を手で押して、除草をし、成長して実った稲を手で刈り、稲を干すためのハサに掛けて天日乾燥をし、十分に乾燥した晴れの日に足踏み脱穀機で脱穀します。脱穀した稲もみは野呂さんの農園で籾摺りをして玄米、精米になります。最後に育てた米で餅をついてたべます。
お米作りお米作り

予定日程

   5月6-7日 _ 種まき - 田の中に作った苗代に種を蒔きます。

   6月3-4日 _ 畦塗り - 田から水が抜けないように畦を泥で塗ります。

   7月1-2日 _ 田植え - 苗床から苗を取り、田に植えます

 7月15-16日 _ 田の草取り - 田車という手押しの除草機で除草をします。

            畦豆蒔き - 畦に大豆をまきます

  11月4-5日 _ 稲刈り - 稲刈りを鎌を使って手で刈り、

            稲架(はさ)にかけて干します。

  12月2-3日 _ 脱穀 - 足踏み脱穀機で乾いた稲穂から籾を分けて袋に詰めます。

12月16-17日 _ 脱穀した米を籾摺り・精米して、餅つきをして食べます。

※収穫したお米は、作業に関わった人々の人数で分配されます。

5月6-7日 ─────────────────
種まき - 田の中に作った苗代に種を蒔きます。
6月3-4日 ─────────────────
畦塗り - 田から水が抜けないように畦を泥で塗ります。
7月1-2日 ─────────────────
田植え - 苗床から苗を取り、田に植えます
7月15-16日 ───────────────
田の草取り - 田車という手押しの除草機で除草をします。
畦豆蒔き - 畦に大豆をまきます
11月4-5日 ────────────────
稲刈り - 稲刈りを鎌を使って手で刈り、
稲架(はさ)にかけて干します。
12月2-3日 ────────────────
脱穀 - 足踏み脱穀機で乾いた稲穂から籾を分けて袋に詰めます。
12月16-17日 ──────────────
脱穀した米を籾摺り・精米して、餅つきをして食べます。

※収穫したお米は、作業に関わった人々の人数で分配されます。

実習

農産物の加工

農作業がなくなる冬の期間は、日本食の代表的調味料である、味噌と醤油を収穫した、穀物や大豆などを使って、麹造りから作ります。醤油は、通常の作り方ですと毎日かき混ぜるという作業があり、続けるのが難しい製法ですが、ここでは、醤油の自給をしている多くの農家が行なっている、天地返しを月に1−2回で作れるの「おひさま醤油」という作り方を学びます。そのほかに農産物を使った、たくあん、白菜漬け、キムチ漬けなどをつくります。
特典

特別講義への参加

「食の自給」講座とは別枠で、自給自足カレッジが専門家を呼んで開く特別講義に、無料で参加できます。現在、予定中の特別講義は、「持続可能な生き方とエネルギー自給」「自然建築と林業」「食と健康 - 食養生」があります。

自給自足カレッジの
「まなびサポート」

カレッジでは学びをサポートする
システムをご準備して受講生の皆様を
お待ちしています。

オンラインコース

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まずはオンラインで気軽に始めたい方へ

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